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- 結婚して家庭を持ちたいのに、自分は女性に全くモテない
↓ - 結婚相談所に2つも入るが、ここでも女性にフラれ続けて婚活鬱に
↓ - 2年後にようやくできた彼女は、自分の希望ばかりを通そうとする女性だった
↓ - 彼女と自分の親の両方から責められ続ける板挟みの日々を過ごす
↓ - それでも結婚がなくなることが怖くて、親に反対されながらも3ヶ月後に結婚する
↓ - これが地獄の始まりだった・・
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かなりワガママな彼女だと思うんですが、どうして結婚したんですか?
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私は女性にフラれ続ける人生を送ってきたので、もし彼女と別れたら「自分と結婚してくれる女性は二度と現れないかもしれない」という恐怖があったんです
モテない男には選択肢すらないんです・・
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その気持ちわかります
「結婚したら彼女も変わってくれるだろう」という期待もあったんですか?
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そういう期待も心のどこかにあったと思いますが・・・・どんどん悪い方向に変わっていっただけでした・・
現代の社会問題にもなっている産後クライシスが私にも降りかかることになったからです
ページコンテンツ
【幸せだった日々】結婚して3ヶ月後に妻が妊娠
新居への引っ越し、結婚式、新婚旅行と、しばらくは忙しい日々でした。
この間も彼女のワガママで責められることもありましたが、結婚前に比べたら痴話喧嘩レベルでした。
結婚後は自分の親もあまり口を出してこなくなったので、板挟みで苦しむ日々からようやく解放されました。
結婚して3ヶ月には、妻が妊娠しました。
私は昔から子供が欲しかったので、この時は本当に喜びました。
妻や自分の親も喜んでくれて、ようやく穏やかな日々が訪れたと安堵しました。
「子供ができたら周囲も変わってくれるはず」という期待が心のどこかにあった
里帰り出産のため妻は実家へ
妊娠してからは、つわりや便秘で苦しむ妻をサポートし続ける日々が続きました。
仕事から帰ったら家事を手伝い、毎月の定期検診日には必ず休暇を取って付き添いました。
精神状態が不安定になった妻が私を責めることもありましたが、不思議と腹は立ちませんでした。
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妻は妊娠中で身重なんだから当然だろう
今は男が支えてあげないといけない期間だし
自分の子供を生んでくれるんだから、このくらいは仕方ない
ただ、妻は相変わらず私の実家には全く行こうとはしませんでした。
逆に、妻の実家には毎週のように一緒に行っていました。
結婚前はそれが気になって妻を責めたこともありましたが、もう気にならなくなりました。
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妻が夫の実家に寄り付かなくなるのはよくある話だし
それについて親も何も言わなくなったから、もういいだろう
もう波風を立てたくない・・
そして、出産予定日を2ヶ月後に控えた頃、妻は里帰り出産のために実家に帰りました。
それからは、2日に1回は妻の実家を訪れるようにしていました。
しかし・・これ以降、妻が私の元へ帰ってくることはありませんでした。
「出産里帰り以降、妻が帰ってくることはなかった」というケースが意外に多いことを自分は後から知ることになる
我が子の誕生、しかし・・
出産予定日の2日前に、妻が破水しました。
仕事中だった私は休暇をもらい、急いで家に帰りました。
妻を連れて病院に行き、そのまま出産に立ち会いました。
痛みに耐える妻の手を握りながら数時間後・・我が子が誕生してくれました。
その喜びも束の間・・我が子の顔を見て私は言葉を失いました。
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・・鼻と口がつながってる?
これは一体・・
子供が生まれてくれた喜びと、目に映る不安から、その場にいた看護師さんに聞いてみました。
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おそらく口唇口蓋裂だと思います
でも命に別状はないので大丈夫ですよ
それにこういう子は多いのでそんなに心配しなくてもいいですよ
生まれた我が子は「口唇口蓋裂」という先天性の障害を持っていました。
命に別状はないと言われても、それでもショックを隠しきれませんでした。
この時のショックは今でもよく覚えている・・これは経験した人間でないとわからない感情だと思う
口唇口蓋裂の障害を持った子供の将来が心配・・
その夜、私は「口唇口蓋裂」という障害について、ネットで調べまくりました。
「口唇(くちびる)」と「顎堤(はぐき)」と「口蓋(口の中の天井部分)」が割れた状態で生まれてくる先天性の障害
- 赤ちゃんの時は哺乳が困難なので、専用の哺乳機で根気強くミルクを与える必要がある
- 言葉の発音が困難(特にサ行)になるため、幼少期に発声訓練が必要になる
- 現代は手術で綺麗に治るが、見た目でわからないレベルまで完治させられるわけではない
- 手術は幼少期に1〜2回、少年期に1回程度と、成長に合わせて何度も行う必要がある
- 見た目で障害とわかるのでイジメに遭うケースも多い
※「口唇裂」や「口蓋裂」といった障害もあり、その両方を持った障害が口唇口蓋裂である
・・事実を知れば知るほどショックでした。
治る障害だと知っても、やはり普通の子とは違います。
やっと生まれてきてくれた我が子が、どうしてこんな目に遭わないといけないのか・・
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この子は大変な一生を送ることになるのか・・
見た目でモテずに苦しんできた自分以上に、この子は苦しい人生を送るのかもしれない・・
ひょっとしたら学校でイジメられるかもしれない・・
できることなら自分が代わってやりたい・・
その夜、私は大人になって初めて泣きました。
人生で泣いたのは今のところこれが最後
障害を持った子供を必死に育児する自分の様子を見た妻は・・
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落ち込んでても仕方ない
この障害は受け入れるしかない
父親の自分が不安になっていたらダメだ
子供の障害をなんとか受け入れた私は、それから育児に奔走しました。
口唇口蓋裂の子供は普通の子供と違い、病院からすぐに退院させてはもらえません。
そのため、口唇口蓋裂の子供を生育できる別の病院を手配して、すぐに転院させました。
それからの毎日は、仕事の後に病院へ行って、子供にミルクをあげて、医師と相談しながら育児方法を勉強する・・という日々でした。
少々大変でしたが、我が子のためと思えば気になりませんでした。
どんな障害を持っていようが我が子は可愛いですし、自分には父親としての責任もあるからです。
しかし・・私の様子を見ていた妻は不機嫌になっていきました。
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私のことは放ったらかしのくせに、子供には必死だね!
出産してから身体の調子が悪いのに、全くわかってくれないんだね!
こんな子供みたいなワガママを毎日聞かされました。
出産後は不安定になりやすいと聞いていたので、これは仕方のないことだと思って耐えました。
しかし・・それが甘かったことをこれから思い知らされることになります・・
今でもこれは「女が甘えてるだけ」としか思えない
「男にはわからない」と反論されようが、こんなものは甘えとしか言えない
昔の女性は何人も子供を生んで、そのたびに精神を乱す余裕すらなかったはず
現代の女性は甘えている!(これは絶対に譲らない)
妻が産後うつに・・(産後うつは甘えです!)
それからの日々は・・地獄でした。
子供の障害への不安、障害を持った子供の育児の大変さ、妻から毎日届く暴言と誹謗中傷のメール、おまけに仕事でも嫌な上司から責められる・・という辛い日々でした。
この時の私は36歳でしたが、こんなに辛い経験は今までの人生で味わったことがありませんでした。
女性からモテずに苦しんだ経験など吹っ飛ぶくらいに・・
運の悪いことに、この時は職場の人間関係まで最悪だった
我ながらよく耐えたと思う・・
妻から暴言を吐かれる日々
子供の育児に疲れてきた妻は、毎日実家へ来るように命令してきました。
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私が朝から晩まで育児で大変なのがわかってるの?!
出産してから身体が辛いのに毎日頑張ってるんだよ!
だから仕事が終わったら毎日私の実家へ来て手伝ってよ!
こう言われたら男は弱いので、私は毎日妻の実家へ行っては育児を手伝い続けました。
口唇口蓋裂を持った子供の育児は想像以上に大変でした。
ミルクをあげるのに毎回数時間かかるので、私は睡眠時間を削りながらも粘り強く哺乳し続けました。
妻の体調はとっくに回復しているはずなのに、出産や子供に関係する手続きは一切やってくれませんでした。
私が平日に休暇を取って、役所へ行って全て手続きをしました。
ホッとできる日は一日もなく、職場・妻の実家・病院・役所を行き来する日々でした。
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よく聞く「育児ノイローゼ」ってやつかな・・
なら今は我慢するしかない
そのうち落ち着くはず・・
そう思って耐えることにしましたが・・そんな甘いものではありませんでした。
平日の昼間に動けないサラリーマンが、全ての役所手続きを済ませるのはなかなかに大変だった
とっくに仕事を辞めていた妻は何もやってくれなかった
妻から「私の親にもっと気を使え」と言われる
妻の言動は日に日にキツイものへとなっていきました。
私の両親が孫を見るために病院へ来た時も、妻は両親に挨拶すらしませんでした。
それどころか、またいつものパターンで私を責めました。
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あなたの親は何でこんな時に病院に来るわけ?!
あなたは自分の親ばかりに気を使って、私には気遣いが全くないし!
自分の親に気を使う暇があったら、私の親にももっと気を使ってよ!
・・君の親には相当気を使ってるつもりなんだけど。。。
こっちの親には挨拶もしないのに、自分の親には気を使えと?・・一体どういう神経してるんだ?
そして、結婚前に散々味わった「妻と親の板挟み」が再発することに・・
ドラえもんのジャイアンみたいな利己的な考え方である
元妻の性格にも問題はあるが、自分がナメられていたからこんな目に遭わされる
嫁と親の板挟みに苦しむ生活が再発
私が妻と一緒にいる時に、私の父親から電話がかかってきたことがありました。
穏やかな性格の父親が、この時ばかりは声を荒げて私にこう言いました。
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お前の嫁はおかしい!
子供への愛情が全く見えない!
お前に仕事を休ませて育児や手続きを全部押し付ける神経が理解できない!
・・ごもっとも。
でも、今さらどうすればいいんですか?
それを妻に言ったところで逆ギレされるだけですよ?
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・・そんなことはないから、心配しなくていい
(今そこに妻がいるんだから、そんなデカい声でしゃべるなよ・・)
私は妻の手前である以上、父親の言うことを肯定することができませんでした。
ただ、運が悪いことに・・父親の声が大きすぎたために、話の内容は全て妻に聞こえていました。
場所を変えなかった私の不覚です。
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あなたのお父さんは何なの!
私の何がわかるわけ?!
あなたも何で否定しなかったの?!
私は、あなたが私をかばってくれなかったことがショックだった!
・・最悪。。。
これによって、妻はさらに荒れていくことに・・
父親の言ったことは全て正しかった
首を突っ込まないように気を使っていた父親も、さすがに我慢の限界だったんだと思う
妻は育児ノイローゼではなく「産後うつ」だった
私に対する妻の暴言や誹謗中傷はさらにエスカレートしていきました。
家に一人でいる時は厳しいメールが次々と妻から届き、仕事から帰った後も気が抜けない毎日でした。
(当時はLINEが流行ってなかったのでメールが主の時代でした)
妻の実家へ行った時は黙って育児を押し付けられ、妻は奥へ引っ込んで出てこなくなりました。
嘘や作り話もされるのはあたりまで、存在しない事実まで度々でっち上げられては、それをネタに責められました。
何を言い返しても意味不明な反論で返され、全く話が通じないのです。
妻はもう正常ではない状態でした。
それでも私は、我慢するしかないと思って耐えました。
あまりにもひどいので、私はネットで症状を調べたところ・・産後うつという言葉をこの時初めて知りました。
うつ病の人間を相手にすると「話が全く通じない」という何とも言えないイライラを経験できる
「世の中には話が通じない人間がいる」ということを学ぶことができる
産後うつはいつからいつまで続く?
出産後のホルモンバランスの乱れにより、気分が落ち込んだり急に不安が襲ってきたりすることで気持ちが不安定になる症状
- 気分の浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでキレたり泣いたりする
- 気分が落ち込み、何事にもやる気が出ない
- 常に疲れていてダルい
- 子供のことを可愛いとは思えない
- 子供に嫉妬して夫に当たり散らす
- 子供を誰かに取られたりしないかと不安になる
- ダメな母親だと自分を責める
- 周囲との関わりが煩わしい
※これが原因で夫婦仲が急激に悪くなる現象が「産後クライシス」と呼ばれている
・・ほぼ該当してました。
育児ノイローゼもあったと思いますが、それ以上に産後うつという症状に近い状態でした。
調べたところ、産後うつは出産後1〜2ヶ月以内に起こることが多いそうです。
そして、いつまで続くのかは「個人差が大きい」とのこと。
1〜2年で終わる人もいれば、数年後もずっと続く人もいるとのこと・・
出口が見えないトンネルに入り込んでしまったようで、私は途方に暮れました。
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ああ・・一体この先どうなってしまうんだろう・・
こんな状態で障害を抱えた子供を本当に育てていけるんだろうか・・
自分の人生はどうしてこんなに苦労ばかり続くのか・・
しかし、これはまだ地獄の入り口に過ぎませんでした。
産後うつは確かにあったと思うが、妻は出産前から荒れていたので性格の問題の方が大きかったと思う
妻は産後うつを盾や言い訳にしていた可能性の方が高く、子供のように甘えていただけだった
産後クライシスはまだ終わらない・・
この時は、辛くてもまだ「人間らしい生活」が一応できていました。
しかし、この後は現実感とはかけ離れた事態にまで発展してしまいます。
産後クライシスの悲劇はまだ始まったばかりだったからです。
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・・もう十分ひどいと思いますよ
産後うつってそんなに大変なんですね・・
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産後うつになった奥さんに苦しめられてる男性は他にもたくさんいますからね
でも、私のようにこの後「家庭裁判」を起こされるまで発展した例は少ないと思います
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裁判?!
起こされたってことは、野原くんが被告なんですか?
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そうです・・まさか自分が訴えられることになるとは夢にも思いませんでした
しかも・・裁判所の人間まで悪魔だったんです・・
長くなりましたので、続きは以下の記事にて。
①に引き続き・・過去に私が離婚するまでの経緯をお話します