女からセクハラ扱いされやすい今の時代の対応法について話します。
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セクハラ扱いされるのが怖くて女に近づけない
現在はセクシャルハラスメントいわゆるセクハラについて非常に厳しく取り締まられるご時世です。
肩に触れただけでセクハラ・・
恋人の有無を聞いただけでもセクハラ・・
果ては恋愛の話をしただけなのにセクハラ・・
これじゃ、女性と関わらない方が無難とさえ思えてきます。
「女性と親しくなりたいのに、セクハラだと言われるのが怖くてコミュニケーションが取れない」
こういう男性も少なくないと思います。
しかし、それでは本末転倒です。
女性に対して臆病になってしまっている男性は、どうかこの先を読んでその誤解を解いてください。
セクハラの定義
セクハラは大きな社会問題の一つです。
セクハラで悩んでいる女性(最近は男性も?)は多く、男性不信になったり、職場で働けなくなったりと、被害者は多大な不利益を被っています。
被害者の多くは、異性から性的なことを強要されたり、卑猥な言動をされたりと、決して冤罪ばかりというわけではありません。
しかし「恋愛において性的な言動や行為を避けなければいけないのか」といったら、もちろんそうではありません。
仲の良い恋人同士や夫婦であれば性的な行為はごく自然なことです。
つまり、性的な言動や行為そのものが問題視されているわけではないのです。
セクシャルハラスメントの定義によると、
「相手の意に反する性的言動によって不利益を受けること」
とあります。
ここで重要なのは「相手の意に反する」というところです。
「相手に意に沿っていれば問題ない」とまでは言いませんが、要するに「相手が不快に思わなければそれはセクハラではない」ともいえます。
セクハラの焦点は言葉の内容よりも関係性
以前、財務省の事務次官が女性記者に対して性的な言動を繰り返したことがセクハラだと認識されて問題になったことがありました。
親しくもない女性記者に対して「胸触っていい?」とか「手縛っていい?」などと言っていたそうですから、これはセクハラだと言われて仕方ないと思います。
では仮に、女性記者の恋人がこういうことを言ったらセクハラになるでしょうか?
「胸触っていい?」「手縛っていい?」という言葉はさすがに卑猥だと思いますが、恋人に言われてセクハラだと騒ぐ女性はいないと思います。
つまり、恋人なら許されるが、親しくもない他人なら許されない、ということです。
こう書くと当たり前のことのように思えますよね。
しかし、こんな当たり前のことを意識して女性と接している男性が実は少ないのです。
財務省の事務次官まで出世するくらい頭の良い人でさえ理解していなかったことですから。
この事務次官がセクハラ扱いされた主原因は、言動以上に女性記者との関係性の希薄さだと考えられます。
親しくもない、情もない、好意も持っていない、そんな男性に言われるからこそ女性は傷つくのです。
セクハラはマイナスギャップからも起こり得る
事務次官の発言がセクハラになった原因は他にもあります。
それは、イメージの落差からくるマイナスギャップによってです。
例えば、普段から下ネタを連発してくるような明るい男性に「胸触っていい?」と言われても、女性はそれをセクハラ発言だとはあまり思わないものです。(注:思う女性もいますし、そもそも言うべきではありません)
それは、イメージとのギャップが少ないからです。
「この人はこういうキャラだし」とか「そういう人だもんね」といったイメージがすでにあるので、少々下ネタ発言されたところで驚きや衝撃を受けにくいものなんです。
下ネタなどの多少失礼なことを言ってくるというキャラが女性側に浸透しているので、ギャップが小さいせいかなんとなく許されてしまうといった感じなのです。
お笑い芸人などにこういう人が多く、テレビでも女性芸能人に結構際どいことを言ってますよね。
これはある意味仕方のないことで、お笑い芸人が当たり障りのないことばかり言っていたらおもしろくないですから。
そのせいか、お笑い芸人の多くは普段から明るくてちょっと失礼なくらいのチャラいキャラクターを作り上げることが多いのです。
真面目でお堅いイメージのお笑い芸人もいますが、そうなるとフザけた時にそれがマイナスギャップに働いてしまう恐れもあるからです。
話を戻しますが、女性記者にセクハラ発言した事務次官は、真面目な人物というイメージから下ネタを連発したためにマイナスギャップが働いて嫌がられたという側面もあるのです。
セクハラなどで訴えられる男性には、普段は真面目な人や、普段はおとなしくて地味な人などが多いというイメージがあります。
反面、明るくてチャラい遊び人のような男性がセクハラで訴えられるイメージはあまりありません。
このように、普段のイメージとのギャップによって女性に嫌悪感を与えてしまう場合もあるのです。
告白とセクハラは紙一重?
女性と恋愛関係になるためには、基本的にその女性と交際関係になる必要があります。(必ずしも交際関係になる必要はありませんので、基本的にです)
男性が女性に告白するセリフは端的に「俺と付き合ってください」ですが、このセリフには色んな意味が含まれています。
大人同士の男女交際ともなれば、基本的には性的な関係も含んでいることが暗黙の了解です。
プラトニックな関係も悪くはないと思いますが、ほとんどのカップルや夫婦には肉体関係があると考えるのが自然です。
つまり、「俺と付き合ってください」というセリフを極端に解釈すると、「俺と性的な関係になってください」という意味にもなるのです。
「そんな風に考えて告白したことなんてない」という男性もいるかもしれませんが、相手の女性はそうは思っていません。
実際に、男性から告白されて付き合うことを承諾したのに「付き合うのはいいけど性的なことは絶対したくない」と考えている女性はあまりいません。
付き合うことを了承した女性は、その男性と性的な関係になることも覚悟している場合が多いのです。
このように、告白という行為そのものが性的な意味を持つといっても過言ではないのです。
こう言うと、告白に対して消極的になってしまう男性もいるかもしれませんが、告白そのものは悪いことでもなんでもありません。
ただ、告白という行為はそういう意味も含んでしまっているので、親しくもない女性に告白すると嫌われてしまうどころか最悪の場合セクハラ扱いされてしまうリスクがあることを知っておいてください。
関係性によってコミュニケーションを変えること
このように、セクハラ扱いされてしまうのは、
- 相手からよく思われていない
- 冗談を言うキャラだと思われていない
この2つが原因のほとんどです。
つまり、仲良くもなければ信頼関係もない相手にかける言葉は慎重に選ばなければならないということです。
女性は男性よりもデリケートですので、よく知りもしない男性に変なことを言われると深く傷つきます。
我々男性は平気だからといって軽々しい言動をしてはいけません。
多少踏み込んだ言動をしたければ、まずはその女性と仲良くなってからです。
考えてもみてください。
性行為なんて究極のセクハラですよ。
セクハラ発言なんてレベルじゃありません。
でも性行為をしているカップルや夫婦がそれを訴えることはほとんどありませんよね。
それは、相手の男性に親しみや好意を持っているからです。
つまり、相手との関係性によって取れるコミュニケーションは変わってくるということです。
・・まるでセクハラ発言そのものを肯定しているみたいに思われそうですが、もちろんそういう意味ではありません。
私が言いたいのは、女性に対して性的なものを求めること自体は悪いことではないということです。
ただ、親しくもない女性に求めてはいけないということです。
セクハラは「相手に好かれていない」という条件の下に成立するのです。
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