今回は、
たった一つの成功体験でモテるようになった男性の話
について、実際に起こった出来事を話します。
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30代後半まで童貞だったDさん
以前、私が直接指導した人にDさんという男性がいました。
Dさんは当時30代後半でしたが、女性経験はまだゼロでした。
20代の頃はパーティや出会い系で女性を探していたそうですが、全てダメだったとのことです。
そして悩んだ末に、結婚相談所に入ったそうです。
しかし、結婚相談所に入ってもDさんは女性から全く相手にされなかったそうです。
・・昔の誰かさんと同じですね。
だからこそ、Dさんの気持ちは痛いほどわかりました。
Dさんは私にこう言いました。
「もう打つ手がなくなってしまいました」
「もうどうしたらいいかわかりません・・」
「一生このまま結婚できないのでしょうか?」
・・まるで昔の自分を見ているようでした。
だからこそ、この地獄から抜け出す方法を私は誰よりもよく知っていました。
モテない男性が自信なんて持てるわけがない
私はまず、Dさんとゆっくり話をしてみました。
私:ゆっくり教えていきますので、まずは出会いの場へ行ってもらってから、その状況を詳しく教えてください。
D:今は仕事が忙しくてちょっと難しいです。
私:仕事が第一なのはわかりますが、Dさんが今後暇になる時ってあるんでしょうか?
D:当分はないと思います。
私:私も会社員を長年やっているのでわかるんですが、Dさんもこれから中間管理職としてますます忙しくなっていくのではありませんか?
D:はい、すでに忙しいです。
私:仮に50歳を過ぎた頃に落ち着いたとしても、もうその頃は恋愛市場におけるDさんの価値は著しく低下していますよ?
D:そうですね・・
私:厳しいことを言いますが、もうその頃には彼女や奥さんや子供と過ごせる時間も体力もあまり残っていないと思いますよ?
D:はい・・
私:まだ30代の今なら間に合うどころか、むしろ有利なくらいですよ。
D:でも、今までだって全然うまくはいきませんでしたし・・
私:それは正しい方法を知らなかったからです。時間は自分で確保するしかないんです。
D:そうですね・・
私:お金は後から稼ぐこともできますが、人生の残り時間はもう取り戻すことができないんですよ。
D:はい、言い訳ですよね・・
私:心配しなくても皆そうです。今の生活を変えたくないのが普通なんです。でも今の生活に満足できてないなら、変えるしかないんです。それを恐れていたら、今の生活がずっと続くだけなんです。
D:はい、今の生活には満足していません。
私:それなら少し苦労してでも変えましょう。納得できない生活をこれから30年続けるのと、楽しい生活をこれから30年続けるのでは、人生の価値があまりにも違うとは思いませんか?
D:そうですね、全然違いますよね。
私:またまた厳しいことを言いますが、元気で勢いのある30代の今でも決断できないのに、この先決断できる日が来ると思いますか?
・・文章にするとキツイですね。。。
実際はもっと優しく言いましたが、Dさんは自信を失くして弱気になっていました。
「モテるためには自信を持て」とよく言いますが、これまでモテてこなかった男性に「自信を持て」なんて言ったところで急に自信家になれるわけがありません。
ですから、モテるためには最初は自信なんて持たなくてもいいんです。
それよりも、成功体験を得ることが何よりも大事なんです。
まずDさんの性格と希望を把握
私はまず、Dさんに「女性を落とした経験」を積んでもらうところから始めることにしました。
そのため、Dさんとよく話し込んで人柄や希望を正確に把握することにしました。
Dさんの性格は、
- 気が優しい
- 少し優柔不断
- ハッキリものを言うのが苦手
- 決断力に欠ける
・・と、まさに「いい人」そのものでした。
そして、Dさんが好きな女性のタイプは、
- 優しくておっとりした性格
- 見た目は普通以上
- 太った女性はちょっと無理
- 年齢は35歳以下を希望
・・と、多くの男性が望んでいるようなことでした。
他にも、仕事、趣味、学生時代の話、好きなこと、得意なこと、苦手なこと、色々なことを聞きました。
そして、気になる女性が職場にいるということも聞きました。
ただ、どうやってその女性を誘えばいいかわからず、そもそも相手にさえしてもらえないだろう・・と諦めたところで、仕方なく結婚相談所に入ったそうです。
そして、Dさんの最終希望は「モテるようになって、その女性と付き合う」ことでした。
次にDさんの対女性コミュニケーションを分析
そして「Dさんがどのように女性とコミュニケーションをとっているか」を正確に把握することにしました。
その結果、改善点がいくつも挙がってきました。
「会った瞬間から卑屈な態度をしてしまっている」
「注文が遅くて、女性が店員を呼んで注文している」
「しゃべり方や口調が丁寧すぎる」
「女性に質問ばかりしている上に、質問の仕方も悪い」
「次は何を聞こうと考えて焦っている様子が見てとれる」
「女性を褒めてはいるが、ただそれだけ」
「自己アピールがアピールになっていない」
「次に会う約束をしていない」
「お互いの感情が刺激される会話が全くない」
簡単に挙げてもこのくらいありました。
でも、これらは全て改善できるものばかりです。
かといって、一度に全ては直せませんので、一つずつ直していくのが私のやり方です。
① 口調を変える
私はまず、口調から直すよう指導しました。
Dさんと電話で話す中で、手本となる口調を実際に伝えたりもしました。
私を相手に、Dさんがその口調で話せるようになるまで何度も繰り返し指導しました。
そして、次に会う女性にもその口調を実行するようにお願いしました。
Dさんは真面目で素直な人でしたから、私の言うとおりにやってくれました。
その後、Dさんが会った女性との会話では、明らかに口調が変わっていました。
「やっているうちに慣れてきました」
そう言ってDさんは、無理することなく自然に口調を変えることができました。
② 質問の仕方を変える
私は次に、質問の仕方を変えるよう指導しました。
Dさんが女性にしていた質問を一つ一つ取り上げて「この質問は、こういう風に聞いてください」と、具体的に指示しました。
その結果、Dさんは女性と会話が続くようになっていきました。
「女性と会話が続かないんです」
Dさんのこの悩みはアッサリと解決してしまいました。
コツをつかんだDさんは自分で答えがわかるようになっていった
その後も、自己アピールの仕方や、次の約束の仕方など、一つ一つ詳しく指導していきました。
すると、いつの間にかDさんは、私が何も言わなくても、私が望んでいるコミュニケーションを自然に取れるようになっていきました。
その頃のDさんは、こう言っていました。
「女性の求めていることが少しわかってきた気がします」
私がDさんに教えるべきことは、すでに細かいレベルの内容になっていました。
Dさんは、私の指導を受けている中で自然と女性に好かれるコツを身につけていきました。
電話の中で私がたびたび言っていたことが、いつの間にか自分の考え方に変わっていったそうです。
そうなれば、もはや細かいテクニックをいちいち指導する必要はなくなります。
何が必要で、何が不要か、Dさんは自分でそれがわかるようになったからです。
女性を選べる立場の男性になったDさん
その後Dさんは、結婚相談所で出会った同い年の女性と付き合うことができました。
「人生で初めての彼女だったのでとても嬉しい」と喜んでくれていました。
しかし、Dさんはその後・・その女性と別れました。
別れた理由を聞くと、
「フラれたわけでも嫌われたわけでもないんです」
「ただ、もっと自分に合う女性がいると思ったんです」
「今の自分ならそういう女性とも付き合えると思ったんです」
と、貪欲になっている様子が伺えました。
すでにDさんは、女性を選べる立場の男性になっていました。
「結婚するなら理想の女性を選びたい」と思うのは当然のことです。
ただ、モテない男性にはその選択権すらありません。
だから、自分を相手してくれる女性とだけ仕方なく付き合うことになります。
しかし、Dさんはすでにそのレベルを超えていました。
だから、Dさんが欲を出すのは自然なことなのです。
気になっていた女性以上の相手と婚約できたDさん
それから4ヶ月ほど経った頃、Dさんは結婚相談所で出会った8歳年下の女性と婚約しました。
祝いの言葉を述べながらも、以前から気になっていたことを私はDさんに聞いてみました。
「職場で気になる女性はもういいんですか?」
Dさんの答えは即答でした。
「もうどうでもいいんです。彼女の方がいい女ですから」
Dさんはモテるようになって、それによって女性を知ることもできて、自分にとって最高の女性像を見極めることもできるようになっていました。
変われば変わるもの、とはよくいったものです。
一人でも女性を落とせれば、それが大きな自信になる
私がDさんを指導した期間は6ヶ月間です。
1ヶ月で、Dさんが変わり始めました。
3ヶ月後、Dさんは別人になっていました。
5ヶ月後、もう言うことはなくなっていました。
勢いさえついてしまえば、人は勝手にどんどん変わっていきます。
しんどいのは最初だけで、最初の壁さえ越えてしまえばあとは自然に変わっていくものです。
Dさんが苦しんだのは、結果として最初の一人だけでした。
たった一つの成功体験が、こんなにも大きく人を変えてくれるわけです。
人は何歳からでも成長できる
Dさんの成功例は全く珍しい事例ではなく、私が直接指導した男性は皆ほぼこんな感じです。
皆さんの最初の悩みは大体こんなところでした。
「女性の前では緊張して固まってしまう」
「女性を相手にするとうまくしゃべれない」
「女性が怖い」
「女性の気持ちが全然わからない」
「女性が何を喜んで何を嫌がるのかわからない」
「好きになった女性と付き合えたことがない」
「どうやったら女性と付き合えるのかイメージが湧かない」
「自分に自信がない」
「自分の見た目にコンプレックスがある」
「セックスに自信がない」
ちなみに、これは全部・・昔の私に当てはまっていたことばかりです。。。
「ホントか?」と思ったかもしれませんが、そのくらい昔の私はダメダメだったんです。
40歳を過ぎてからでも、私はこんな風に変われたのです。
その気になれば、人は何歳からでも変わることができるんです。
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